PLASTIC PLASTIC プラスチック製品の基礎知識

プラスチックができるまで

プラスチックの主な原料は石油です。ですが石油がすぐにプラスチックになるというわけではなく、何段階もの加工や工程を経てプラスチックのもとができ、それを成形・加工することでプラスチック製品が生まれます。

油田から石油精製工場へ

油田から採取された原油は不純物が混じり、こげ茶色でドロドロとしています。
タンカーで石油精製工場に運ばれます。

石油精製のしくみ

精製された原油は蒸留塔で約350度に熱され、沸点の違いを利用して様々な石油製品に分けられます。このうちプラスチックのもとになるのが、30〜180度の沸点を持つ「ナフサ」です。

ナフサ分解工程

ナフサ分解工場に運ばれ、約800度になった蒸留塔をナフサが通ると、ナフサが激しい熱分解反応を起こして気体となります。さらに蒸留を繰り返すことで気体となった成分が重さによって分類され、これを重さごとに取り出したものが「石油化学基礎製品(=基礎原料)」と呼ばれます。石油化学基礎製品には「エチレン」「プロピレン」などがあります。

分子の重合

石油化学基礎製品は、成分や作成する原料の種類などに応じて、最適な石油化学誘導品工場に運ばれます。そこでさらに重合という分子同士を結びつける化学操作を行うことで、ポリエチレンやポリプロピレンといった石油化学誘導品(=原料)ができあがります。

プラスチックのもとになる

これを加工・運搬しやすいように3〜5mm程度の粒状にした素材を「ペレット」と呼び、このペレットが、プラスチック製品を作る材料になります。